SHAREGARAGEはカウント制
SHAREGARAGEが他のシェア工房と最も違うのは、その利用方法と利用料の支払い方法です。
シェア工房やシェアアトリエで作業するにはその施設によっていくつかの支払い方法があると思います。
目次
一般的には以下のような利用方法があります。
・ 利用時間ごとに支払う「時間制」
・ 一定期間の利用料をまとめて支払う「定額制」
それぞれメリットとデメリットがありますが、より多く採用されているのは「時間制」です。
時間制は使う時だけ料金を支払いますので、お客様にとって利用料がいっけん安く感じられるため採用している施設が多いように感じられます。
場合によっては10分〇〇円というように、単価を安く表示してお得感があるような表記をしている施設が見受けられますが、
この時間制は実は利用する側にとっては金額以外のメリットは少ない制度です。
たとえば、1時間〇〇円の機械を使用する場合、1時間全部作業に時間を充てられると思いがちですが、
ほとんどの場合、作業後に必要な清掃や準備時間も含んだ時間を利用料として請求されます。
1時間で終了しようとした場合でも、1時間を数分超えると通常はオーバーした時間分の利用料も支払う必要があるのが普通です。
工作機械を使用して、よりよい作品をつくりたいのに、コストのことばかり気になって思ったように作業ができずに終わる。
このことは、お客さまを見ているとよく遭遇する風景です。
一方、定額制の場合、月々支払う料金をまとめて払う必要がありますので金額が高額にみえることがデメリットですが、
決まった利用契約期間中のコストは変わらないことが多く、これから工作機械を研究したい方にとってはメリットが大きいと思います。
工作機械を研究するとはどういうことでしょうか?
工作機械は電気製品と違い、ボタンを押せば自動的に加工してくれるものではありません。
たとえばレーザー加工機でアクリルの板を切断したいとします。レーザー加工機の設定はレーザーが発進するヘッド部の動くスピードと
レーザーのパワーを掛け合わせた設定のレーザー光が加工する材料にあたり、結果的に切断される方法をいくつか試して割り出します。
このように、すぐに結果が出ない加工機の利用を時間で精算するのは、やや難しいことなのです。
では、SHAREGARAGEで採用されている「カウント制」はどのような制度なのでしょうか。
カウント制は弊社が独自に開発した利用方法です。
現時点で「カウント制」と命名してその制度を運用しているのは弊社のみです。(すでに真似をしている企業はありました)
「カウント制」は、時間制と定額制の両方の良いところを取り入れた制度です。
「カウント制」は、時間制のメリットである「料金が比較的安価で抑えられるところ」と、定額制のメリットである「一定期間の契約にすることで一定期間内を安心して研究できる」制度の2つを取り入れた制度です。
SHAREGARAGEのカウント制はひとりひとりが取り組みたい工作機械をひとりひとりの期待する進め方にそって利用できる「カルテ」を導入し、計画的に工作機械の利用がすすめられるようになっています。
たとえば、時間制の施設でレーザー加工機の使い方を学びたいとします。一般的な施設では工作機械の使い方講習は別料金になりますので、普通は講習料金を別に支払う必要があります。
しかし、カウント制を採用しているSHAREGARAGEでは工作機械のトレーニングやスタッフサポート(スタッフが一定時間利用者さんの作業サポートを行う)の利用料も全てカウント内で利用できます。
例えばレーザーカッターの利用時間は1時間1カウント、トレーニングは3カウント、スタッフサポートは4カウントです。
そのため、お客さまが希望しなければ月々に支払う料金を超えてサービスを受ける必要が全く無いのです。
なにかあるたびに都度支払う料金はありませんし、すべての計画はお客さまの期待する通りにすすめて行くことが可能ですので、1ヶ月である作業を終了したい方は1ヶ月内にトレーニングや時間利用を集中的にいれることもできますし、ゆっくりとさまざまな工作機械を広く浅く学んでいきたい方は、ゆっくりと複数の工作機械を学んでいくことができるのです。
SHAREGARAGEが採用しているこの「カウント制」。弊社が独自に考えたおそらく日本で一番使いやすい制度です。
シェア工房を利用するときは利用料だけでなく。その制度があなたにとって良いものかどうかも確かめてからご契約ください。
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