NEVER MIND THE BOOKS 運営事務局代表 菊地和広さん

ZINE, イベント団体, インタビュー, コラボイベント, ワークショップコラボ

ZINEを中心としたDIY作品の販売イベント
NEVER MIND THE BOOKS
運営事務局 代表 菊地和広さん

札幌を中心に北海道で活動するクリエイターを、多彩な工作機械だけでなく情報発信からも応援したいとスタートした「SHAREGARAGE ~ SAPPOROものづくりコミュニティ~」。今回インタビューのマイクを向けたのは、ZINEを中心としたDIY作品の販売イベント「NEVER MIND THE BOOKDS」の運営事務局代表でありグラフィックデザイナー 菊地和広さん。菊地さんのものづくりに目覚めたきっかけから現在の活動や今後の目標についてお聞きしました。

NEVER MIND THE BOOKS
運営事務局 代表 菊地和広さん
「NEVER MIND THE BOOKS」は、2011年に菊地さんが突発的に行ったZINEイベント。
イベントではZINEを中心に、制作・プリント・製本まですべて手作りの小冊子、フリーペーパー、漫画、印刷されたリトルプレスやアーティストブックなど、さまざまなジャンルの作品を作り手から直接購入することができる。
2018年で7回目となったNEVER MIND THE BOOKSは場所を変え、関わる人々の数を増やし、札幌で行われるZINEの販売イベントとして定着している。
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“ZINEとは何か”を考えないー

ーズバリ、”ZINE(ジン)”とはなんですか?

「まずそうなりますよね(笑)。『ZINE(ジン)とは何か』ってよく聞かれるんですが、まだまだ認知が広がっていないのが現状です。『お酒のこと?』とかよく聞かれるし(笑)。僕が思う『ZINE(ジン)』って『紙とホチキスさえあればできる・自分の表現をしたためたもの・簡易的に見せびらかすことのできるメディア』って感じかな。一点物のアートとは違って、大量生産ができる・サクサクしたスナックみたいな感覚です。」

ー形式は決まっていないんですか?

「ZINEはこうしなきゃいけないというのはないです。だから定義づけが難しい。本当に誰でもZINE(ジン)を作れる。先に何か表現したいものがあって、それを表す方法の一つにZINEがあるって感じですかね。僕は感覚でZINEというものを理解しているので、あまり定義しないで捉えることをおすすめします。(笑)」

ZINE(ジン)を全く知らない人が『ZINE(ジン)とは何か?』を頭で理解するのは難しそうです。
菊地さんのお話を伺っていく上で、同じように感覚的にZINE(ジン)というものを捉えていくことにしました。

今思えば、あれは“フリーペーパー”!ー

「僕のZINE(ジン)との出会いは、もともと『フリーペーパー』とよばれていたものかも。20年以上前、そのフリーペーパーを見て『なんていいものなんだ』と思いました。普通は作品の発表の仕方として、ハコを借りて、作品を展示して、人に見てもらうんだと思うけど、フリーペーパーってクラブとかカフェとか、置かせてもらえる場があればいろんな人の手に渡っていくんですよね。『自分の作品を見てもらう』ってことを『フリーペーパーという体裁でやる』姿にかっこいいと感動しました。」

ーでは、ZINE(ジン)の魅力はどういったところにありますか?

「ZINE(ジン)の魅力は手軽にできること。例えば絵画を見に行くと、その絵の意味とか本質とかを考えながら鑑賞したりするけど、ZINE(ジン)は寝っ転がって読んでもいい、みたいな手軽さがある。作る方も読む方も構えるようなものじゃないんです。ZINE(ジン)って本当に誰でも作れるはずなんですよ。いわゆるサラリーマン、OLさんだって作れちゃう。デザインやアートにとらわれない、むしろそういう人の方が面白かったりする。こうゆう話をすると飲み屋とかで、『それなら俺だって作れるじゃん!』って言われるんですけど『そうそう!そうなんだよ!』って感じでみんなに作って欲しいです(笑)」

ーでもいざ作ろうと思うと、どんなふうに作っていいのか…となりそうです(笑)

「そうですね。一度、小学生の子供たちにZINE(ジン)を作らせるワークショップをしたことがあるんです。テーマとかはなくて『好きなものを書いていいよ!それを本にするから。』って。そしたら、こうくるんじゃないかと予想してたのとは全く違う方向からボールを投げてくるんですよ。それがとても面白かったんですね。だから、ZINE(ジン)を作る時は子供たちみたいに自分の好きなものを純粋に本にしちゃえばいいんです。」

ーどうして菊地さんはZINE(ジン)に関わるイベントを札幌でやろうと思ったんですか?

「東京で行われた“(※1)THE TOKYO ART BOOK FAIR”というのに自分が作り手として参加して、『これって札幌でもできるんじゃないか?』と思ったんです。『(ZINE(ジン)が)もっと広がっていけばいいな、こっちでもやりたいな』と。」

ー7回目となったこのイベントですが、本当に大きな規模になっていますよね!

「ありがたいことに入場者も出展者も毎回増えています。ここ数年はさっぽろテレビ塔さんで開催させてもらっていて、年をまたぐごとに『今年もやるんだよね?』と聞かれることも多くなりました。回数にはこだわっていませんが、続けることが大事だと思っています。」

作るのはプロ、でも売るのは初心者。それがいい。ー

ーイベントを通して一番やりがいを感じるのはどのようなときですか?

「出展者の方々には、同窓会のような感覚で参加してもらっています(笑)。年に一度、このイベントに来れば会える、みたいな。特に、ものを作っているとなかなか外との交流がないので、対面販売できるイベントって作家さんにとっても貴重だと思うんです。慣れていない人が、自分のちっちゃいお店を作る。接客も不慣れで最初はどうしていいかわからないと思うんです。そもそも、作り手がいて、作ったものがそこにあって、その商品に手を伸ばせる距離にお客さんがいる。実は結構ハードなことをしているんですよ。でもそういった経験を通して売り手にもお客さんにも何か発見してもらいたいんです。」

面白いことをやる人の周りに人は集まるー

ークリエイターさんをバックアップする運営側として、札幌のものづくりについてどう思われますか?

「実は僕はあまり地域性を考えていないんです。何か面白いことをやってた人が、たまたまその地域にいたっていうだけ。面白いことをやっていれば、地域関係なく人は来てくれると思います。本当に自分がやりたいことをやっているだけで、僕がたまたまた札幌に住んでいたんです。これだけちゃんと人を集めているZINEのイベントって東京と札幌だけらしいんです。これも大阪から来た人に聞いたんですけどね(笑)。」

ーものづくりをしたい人、している人に向けてアドバイスをお願いします

「肩にあまり力を入れないで、自分のためにちょっと作ってみた、くらいの感じで気軽にやってみてほしいです。その入り口としてZINEは向いている媒体だと思います。今は、2、3秒で思いついたことを、10秒後に世界に発信できてしまう時代なので、アイディアはどんどん溜めて、見せびらかしてほしいですね。」

芸術家やクリエイター、デザイナーじゃなくてもいい。ZINE(ジン)とは『人それぞれ全ての人が持っている考えや想い』はたまた『意味のない何か』を表現して、みんなに見せびらかす恰好のメディアなのかもしれません。
菊地さんが教えてくれた『ZINE(ジン)は誰でも作れる』。

ぜひあなたのZINE(ジン)をサクッと作ってみるのはいかがでしょうか。

NEVER MIND THE BOOKS × SHAREGARAGE コラボイベント開催!
『オリジナルのZINEを作るWORKSHOP』

昨年も札幌テレビ塔で開催されたオリジナルZINEの販売イベント『NEVER MIND THE BOOKS』さんと札幌唯一のFab施設『SHAREGARAGE』がコラボレーションし、1日限定のスペシャルイベントを開催します!
『NEVER MIND THE BOOKS』さんにはオリジナルの『ZINE』を作る楽しさや魅力を体験していただけるワークショップをしていただき、私たち『SHAREGARAGE』はレーザーカッターとリングノート製本機を使ったオリジナルの表紙製作をお手伝いさせていただきます!
ここでしか体験できないものづくりをしてみたい方、ZINEを通して人と繋がりたい方、自分のコミュニティ広げたい方など、北海道・札幌で活動するたくさんのクリエイターさん達と一緒に盛り上がるイベントにしたいと考えていますので、お気軽にご参加ください!

イベント詳細、お申し込みはこちらから

creators file 第23号の菊地和広さん、ありがとうございました!

SHAREGARAGEは作家さんの活動をサポートしていきたいと考えています。ワークショップを開催したいけど場所がない、自分で広報活動をする余裕がない、などの問題を一緒に解決していくことができます。また、レーザーカッターやUVプリンターといった多彩な工作機械とコラボレーションしたワークショップを企画開催することもできますので、ぜひご相談ください!

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