造形作家 jobin.さん

UVプリンター, ものづくり, 工作機械コラボ, 造形作家

モビールを中心に作り出されるインスタレーション
造形作家 jobin.さん

札幌を中心に北海道で活動するクリエイターを、多彩な工作機械だけでなく情報発信からも応援したいとスタートした「 SHAREGARAGE ~ SAPPORO ものづくりコミュニティ~」。今回インタビューのマイクを向けたのは、モビールを主としたインスタレーション作品を製作する造形作家 jobin.(ジョビン)さん。jobin.(ジョビン)さんのものづくりに目覚めたきっかけから現在の活動や今後の目標についてお聞きしました。また、SHAREGARAGEのUVプリンターとコラボレーションした作品や製作の様子もレポートします!

造形作家 jobin. さん
北海道工業大学建築工学科
卒業後 設計事務所を経て創作活動をはじめ、現在は13年目。
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『インスタレーション』とは
1970年代から欧米で登場した、展示空間全体を使った3次元的表現方法。
様々な素材を組み合わせて配置・構成した『空間』全体を作品とすること。

モビールを主としたインスタレーションを作り出すjobin.(ジョビン)さん

 

ーまず、「モビール」を聞き慣れない人もいると思います。「モビール」とはなんでしょうか?

「そうですね。天井から吊るす立体物。天秤のように重さを均等にすることでゆらゆら揺れるようなものと言えばイメーずがつきやすいですかね。」

ーjobin.(ジョビン)さんの作るモビールで特徴的なのは針金で作られている作品が多いことだと思いますが、何を意識しているんですか?

「『影』です。影を意識することで、素材は針金を選ぶようになりました。針金だとクリアに影が見えるので。僕は抽象的なものより、具体的な動物とかを作ることが多いんですが、影に映ったときに線画が動いて、まるでアニメーションのように見える効果があります。物自体が出来上がった後も、吊るした状態で影を見ながら針金を増やしたり減らしたり、微調整する時間が長いです。」

ーどうしてモビールを作るようになったんですか?

「設計事務所に勤めていた時は、色々なコンペに出して頑張っていたんですがなかなか結果が出なくて。その時一緒に組んでコンペを出していた相方と、息抜きに出したポストカードの公募に通ったことがきっかけで少しそうゆう世界に入っていきました。その後相方は転勤で遠くに行ってしまったため一人でやり始めたんですが。」

「モビールを始めたきっかけは、当時自動販売機でタバコケースに入るサイズものを作って売るという企画があって、僕はそのときモビールを選んだんです。もともとインテリアに興味があったからモビールの存在は知っていて。少しでも箱から出したときに大きく広がるものがいいなと思ったんです。

そしてその企画自体が取材を受けることになって、たまたまモビールを買った人がインタビューされたんです。そのときどうしてこれを買われたんですか?という質問に、『これから入院するので、天井ばかり見てたらつまらないだろうなぁと思いこれを買いました。』と。こんな形で人の役に立つことができるんだ、もう少しモビールをやってみようかなと思ったことがきっかけです。」

jobin.(ジョビン)さんは元々モビールを作ったのはこれがはじめて。全くの未経験から今のスタイルを築いたそうです。

ーインスタレーションとは空間が一体となった作品ですが、どのように作品を生み出しているんですか?

「やる場所を見てから、作るものを考えます。建築でいうと、その土地だからこの建物を建てようみたいな感じで、場所ありきで作るものを考えます。展示するときに、ここは影が出やすいから影が出やすいものを作ろう。日の光が入るところは反射するものを作ろう、とか。そうゆう考え方はやっぱり設計をやっていた経験が大きく関係しているんでしょうね。」

ーどのようなときにやりがいを感じますか?

「見てくださっている方が、ずーっと見てくれているときですね。僕のやっていることは、見ている人がいて出来上がる作品なので少しでも長くその人の時間を奪うことができるのが、僕の中では一番嬉しいことです。誰かの何かに応えるとか、誰かが安らぐとか、ゆったりできるような空間が作れるといいです。」

ーこれからどんなことに挑戦していきたいですか?

「今考えているのが、時間貸しの作品展です。一般的に展示をやるとお客様がくるタイミングって重なりますよね。そうするとお客様同士が気を遣い合いながら見なきゃいけない。そうゆうのを気にしなくていいように、30分なら30分、時間で貸し切ってゆっくりと見れる展示会をやってみたいんです。」

ー自らインスピレーションを受けるために意識していることはありますか?

「全く別の角度から刺激を求めたりしますね。僕は全然料理はできないんですけど、料理本を見るのが好きなんです。飲みに行ったときとかも、カウンターで作ってるのを見るのが好きです。」

ーものづくりをしたい人、している人に向けてアドバイスをお願いします

「どんどん出した方がいいと思います。まずは出さないと始まらない。僕も自分がまさかここまで続くとは思ってなかったし、何かの流れでこうなって進んでいることが多いと思います。2年後何をやっているかわからないし、2年前に今こんなところでできるなんて考えていなかったし。でもそれはやり続けたからこうなっていると思うので。」

ここからはjobin.(ジョビン)さんにSHAREGARAGEのUVプリンターとコラボレーションしてもらいました。

 

今回jobin.(ジョビン)さんには、ご持参頂いた透明のファイルにオリジナルのイラストを印刷したモビール作品を作っていただきました!

ー仕上がりには大変ご満足頂けたようですが、これはどのような作品になっていくんでしょうか?

「これを切ったり、熱で曲げたりして上から吊るす予定だったのですが、これを変形させるのはもったいほどの仕上がりです!本当に満足いくものができました。工作機械を使うことでこんな簡単にできてしまうなんて、これからの作品づくりの幅が広がっていきそうでとても楽しみです。」

出来上がった作品に、電球を当てて影の出方を確認するjobin.さん。
スタッフもこれが一体どんなjobin.流モビールの形に変わるのかワクワクしました!

後日、こちらの素材を使った作品が展示されている個展のお写真を頂きました。

タイトル「人魚」

こちらの個展「空に架けわたす」は3/17(日)までpecoranera galleryにて開催されています。
ぜひjobin.さんの世界観はその場へ足を運んで肌で感じてみてください。
幻のようなその空間に思わず時間を奪われてしまうはずです。

jobin.個展
「空に架けわたす」
3/3(日)-3/17(日) 12-18時
休廊 3/6(水)、13(水)、14(木)
場所:pecoranera gallery (ペコラネラギャラリー)
札幌市中央区南6条23丁目5-17

creators file 第22号のjobin.さん、ありがとうございました!

SHAREGARAGEは作家さんの活動をサポートしていきたいと考えています。ワークショップを開催したいけど場所がない、自分で広報活動をする余裕がない、などの問題を一緒に解決していくことができます。また、レーザーカッターやUVプリンターといった多彩な工作機械とコラボレーションしたワークショップを企画開催することもできますので、ぜひご相談ください!

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