アクセサリーデザイナー SEERA(シーラ)さん
目次
独自の世界観の中で追求する”かっこよさ”
アクセサリーデザイナー SEERA(シーラ)さん
札幌を中心に北海道で活動するクリエイターを、多彩な工作機械だけでなく情報発信からも応援したいとスタートした「 SHAREGARAGE ~ SAPPORO ものづくりコミュニティ~」。今回インタビューのマイクを向けたのは、完成されたダークな世界観を持つ アクセサリーデザイナー SEERA(シーラ)さん。SEERA(シーラ)さんのものづくりに目覚めたきっかけから現在の活動や今後の目標についてお聞きしました。またSHAREGARAGEのUVプリンターとコラボレーションしオリジナルアクセサリーを制作していただいた様子も合わせてレポートします!
アクセサリーデザイナー SEERA(シーラ)さん
札幌デザイナー学院 ファッションアクセサリー専攻 卒業
2015年 革アクセサリーブランド SEERA(シーラ)をスタート
インスタグラム
SEERA(シーラ)は、彼女が中学生のときに読んだ小説の主人公の名前。その女の子の名前の響きが好きで、ブランド名に頂いたそうです。
ーブランドコンセプト【MODE=POP】はどういう意味なんですか?
「実はこのコンセプトをつけてくれたのは、友達なんです。”第三者の目線からのSEERA(シーラ)”がブランドコンセプトでいいんだろうなと思って当時大きなイベントに出展する前に決めてもらいました。なのでわたしもよくわからないんですけど、MODE(流行)とPOP(気どらない感じ)の融合体という意味だと思います。」
ークリエイター活動を始めたきっかけはなんでしたか?
「ボヌールという4プラの7階で行われたイベントにお誘い頂いて参加したことがきっかけです。最初は革小物を手縫いで作っていて、ピアスも少し作って持っていきました。そのときに、こうゆうイベントが他にもあること、アクセサリーを作られている作家さんが多いことを知って私もやってみようと思いました。」
ーどうやって作品を生み出していますか?
「アニメや映画を観るのが好きで、その世界観がかっこよく完成されている作品からインスピレーションを受けることがあります。
あとは単純に自分が欲しいものを作ります。『欲しいものを探すより作るほうが早い』ってなるんですよね。」
ー作品づくりで特に意識していることはなんですか?
「”かっこよさ”を残すことです。女性が身につけていて”かっこいい”と思うものを目指しています。」
大好きなお酒と植物があるから製作を頑張れるー
ーものづくりの原動力はなんですか?
「お酒と植物です(笑)。お酒は焼酎と泡盛以外なんでも好きで、泡盛はちょっと飲めなかったんですけど今後は焼酎を飲めるようになって『お酒はほぼなんでもいけます!』といえるようになりたいです(笑)。植物は特にサボテンとかが好きです。あと観葉植物も。少しずつ育っていくようすを見るのが楽しいです。お酒と、植物を育てる趣味のおかげで制作を頑張れます。」
SEERA(シーラ)さんは、自身の感性を刺激する「かっこいい」ものに日常生活で触れることで、アクセサリーという形に表現しているそうです。
イベント出店での活動がメインであるというSEERAさん、展示での見せ方も注目です。
ほとんどのものがお手製の什器なのだそう。手作りとは思えない驚きの完成度です。
SEERAさんのこだわっている世界観が伺えます。
ここからはSEERA(シーラ)さんにSHAREGARAGEのUVプリンターとコラボレーションしてもらいました。
Adobe Illustratorでデータ作成ー
今回はSEERA(シーラ)さんのオリジナルイラストを牛革にUVプリントし、アクセサリーを製作していただきます。
スタッフー「原画をスキャンしたものをIllustratorに取り込んでUVプリンターで出力するデータに変換します。」
SEERAさんー「私イラストレーター使えないのでスタッフさんと一緒に作業できるのは助かります。」
メディアの設置ー
スタッフー「革に印刷する前にどの場所に置くのかを決めないといけないので、まずはガイドとなる枠を印刷します。」
SEERAさんー「なるほど。」
スタッフー「枠線が印刷できたら革を置くんですけど、印刷面が水平になるように裏面に両面テープを貼りましょう。」
SEERAさんー「こんな感じで伸ばしながら貼れば大丈夫ですか?」
スタッフー「いい感じです!」
印刷開始ー
スタッフー「では早速印刷していきましょう!」
SEERAさんー「どんな雰囲気になるのかすごく楽しみです。。。」
印刷終了ー
スタッフー「印刷が終わったみたいです。触っても大丈夫ですよ。」
SEERAさんー「あ、すごい!ちゃんと印刷されてます!すぐ固まるんですね。」
SEERAさんー「革の質感が結構凸凹してたので上手く印刷が乗るか不安だったんですけど、すごく緻密に印刷されてますね!黒い革に印刷した方はちょっと銀色っぽく見えてカッコイイです。」
SHAREGARAGEを利用してみてー
ー今回はじめてUVプリンターを利用してみてどうでしたか?
SEERAさんー「革にここまで綺麗に印刷できるとは思っていませんでした。インクに光沢感があってすごくいい感じです。いい絵や柄が浮かんだらまたやってみたいと思います!委託でお願いするときもスタッフさんに全部お任せできるプランもあるということで機会があればお願いしてみたいです。」
後日今回印刷した革パーツを使ってアクセサリーを製作していただきました!
すごくかっこいいアクセサリーですね!
creators file 第21号のSEERA(シーラ)さん、ありがとうございました!
SHAREGARAGEは作家さんの活動をサポートしていきたいと考えています。ワークショップを開催したいけど場所がない、自分で広報活動をする余裕がない、などの問題を一緒に解決していくことができます。また、レーザーカッターやUVプリンターといった多彩な工作機械とコラボレーションしたワークショップを企画開催することもできますので、ぜひご相談ください!
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